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自転車まちづくりガイド養成スクール 「grav bicycle school」開校します!

NEWSSCHOOL

まちの自然・歴史・暮らしをつなぎ合わせてコンテンツ化することのできる「自転車まちづくりガイド」を養成する実践型スクール「grav bicycle school(グラバイスクール)」を開講します。まちに根差したサイクルツーリズムを行いたい、自転車ガイドの収益化を図りたいといった人を対象に、サイクルツーリズムの拠点整備のパイオニアや、アクティビティマーケターなどを講師に迎え、自転車まちづくりガイドの育成を目指します。オンライン講義とリアル講義を組み合わせた形態で行い、3月14日(日)より申し込み受付を開始します。

◎自転車と生きていく、を当たり前にする「グラバイスクール」とは?

 grav bicycle schoolは、自転車まちづくりのコアになるサイクリングガイドを養成するスクールです。自転車まちづくりとは、自転車をツールとして活用することで、まちの自然・歴史・産業をつなぎ合わせて、その地域の観光や暮らしに還元していくようなまちづくりのこと。そのようなまちづくりのコアになるガイドは、自転車の知識・経験はもちろんの事、まちの特性を多面的に把握すること、アクティビティマーケティングの知見、他の産業と自転車とのシナジーのアイディアなど、総合的なスキルが求められます。
グラバイスクールでは、レクチャーとトークセッションを組み合わせてまちづくりに必要な視点を学び、一連の講座の最後には、長野県辰野町で、学んだことを活かして実際にコースづくりを行います。

 

◎自転車まちづくりが、地域社会と自然環境を変える

 現在、日本の地方地域社会は、人口減少に伴う産業の衰退、そしてそれによりさらに人口減少が加速するという悪循環の中にいます。また、世界に目を向けると、二酸化炭素の排出による地球温暖化の拡大という、非常に困難な課題を抱えています。自転車社会の構築は、それら喫緊の課題に対する解決策です。自転車まちづくりは、新たな観光アクティビティとして、地域に人の流れと経済的循環をもたらします。それにより、地域の産業も活性化することになり、経済と人口の両面から地域社会を再編集します。また、地域に暮らす人々にEバイクなどの新しい自転車が浸透すれば、地域ネットワークの面的拡大により、暮らしの豊かさを確保しながら人口減少に対応していくことができるでしょう。
 そして、人々の移動における比重が自動車から自転車へと移り変わることにより、環境負荷は大きく改善します。自転車まちづくりは、社会と環境の両面でサステイナブルな社会を構築します。

 

◎自転車まちづくり先進地域 — 長野県辰野町

■ 地域コア人材・自転車冒険家 小口良平と自転車資源の開発・発信

 辰野町では、サイクルルートの開発、サイクルステーションの運営、アクティビティの企画などを行ってきました。それらの事業は、自転車冒険家の小口良平を中心にして、辰野町で活動するデザイナー、建築士、コミュニティプランナーらの仕事を有機的に結びつけることによって生まれたものです。その結びつきが、自転車まちづくりを成り立たせるためのソフト的環境として機能しているまちが、今の辰野町です。

自転車冒険家 小口良平

長野県岡谷市出身。約8年半、157ヶ国、地球4周の自転車旅に出る。日本人歴代1位樹立。まちづくりサイクルアドバイザーとして、サイクリングガイド、マップ作成や観光商品開発、自転車環境整備、地域おこしで活躍中。

 

■ 地域共有設備としてのレンタサイクルとサイクルステーション

 魅力あるガイドサイクリングを快適に・安全に実施するには、実は多くの設備が必要とされます。例えば、何台ものレンタサイクルや、整備用具や更衣室を備えたサイクルステーション。まちでサイクルツアーを行うために、一人のガイドがこれらをすべてそろえることは現実的ではありません。
辰野町には、レンタサイクルを備えたサイクルステーション、grav bicycle station(グラバイステーション)があり、スキルを備えた人がいつでもガイドサイクリングを行うことができるハード的環境が整備されています。また、周辺の地域とも連携を深めており、この環境整備の動きは長野県内で面的に拡大していくと考えられます。

 

◎講座スケジュール

■4/21(水)オンライン講義
「サイクルツーリズムの新次元~ロコサイクリストとともに自転車で旅する価値普及」

講師:佐藤雄一さん
(静岡県サイクルツーリズム協議会事務局長)
ローカルツーリズムの研究と普及活動の実践、地域資源の活用と自然回帰型ライフスタイルを提案する商品・サービス開発に携る。サイクルツーリズムが提供できる要素を「面白いみち」「美しい風景」「美味しい食」とし、地域のサイクリストの社会参画による地域資源の磨き上げと開拓を、ローカルツーリズムに最大限生かそうとしている。

 

■4/28(水) オンライン講義
「兼業サイクリングガイドとしての収益化の手法」

講師:田中将人さん
(びわ湖のカナタ 代表)
ガイドネットワーク、自転車店ネットワークを形成し、大規模ツアー・イベントに対応しつつ、地域資源を活用したイベントを地域で活動している各分野の人たちと作り上げ開催する。2020年秋に個人事業「びわ湖のカナタ」を開業し、滋賀県近隣を対象エリアとしたサイクリングガイド事業を実施する。

 

■5/12(水) オンライン講義
「国内外におけるアクティビティの販売手法」

講師:木村雄志さん
(アクティビティ事業者アドバイザー)
日本で最も多く商業アウトドアツアーに参加した人間のひとりで、北海道〜沖縄まで36都道府県、43種類のアクティビティに延べ500回以上参加してきた。おびただしい数の事業者とそのツアーを記事にまとめ続けてきたことにより、ツアーの魅力や安全性はもとより、関連するそれぞれの団体に
詳しい。

■5/15(土)・16(日) 現地研修
「地域の魅力のサイクルツーリズム化とルートづくりのリスクマネジメント」

講師:木村雄志さん
(アクティビティ事業者アドバイザー)

講師:小口良平
(自転車冒険家・〇と編集社 理事)

 

◎参加方法

■講座費 59,500円

■申し込み方法

 Googleフォームでお申し込みください。
 後日メールにて講座の詳細と講座費の振込先をお伝えします。
 URLはこちら→ https://forms.gle/b9uPKN2tskufG5mo7

〈お問い合わせ先〉

一般社団法人 〇と編集社(担当:渡邊)
〒399-0421 長野県上伊那郡辰野町下辰野1705-1
TEL:080-9405-2557(9:00〜17:00) mail:info@gravbicycle.com